ベンチャーではない中小企業には無能を超越した社員がいる

ベンチャーではない中小企業には無能を超越した社員がいる

日本には、400万社以上の中小企業が存在しています。

その中でベンチャーと呼ばれる企業は少数で、ほとんどがスモールビジネスか、最初はベンチャー企業として起業したが、そこからあまり発展しなかった企業になるでしょう。

後者の企業の中には、特殊な技術で注目されたり、ホワイト企業として取り沙汰される企業もありますが、多くがコアコンピタンス(競合他社にはない自社の強味)を持たず、成長できずにいる企業です。

この企業に入社しようと考えている方は、よく検討すべきでしょう。

このような企業が成長できずにいるのには、必ず理由があります。

単純に社長が企業拡大を考えていない場合は問題ないかもしれませんが、社長が拡大を考えているにも関わらず、利益が出ずに拡大できないでいる企業は要注意です。

大抵が企業体質に問題があるために利益を出せないでいます。

私もそんな企業で働いた経験があります。私がいた企業では、人材に問題がありました。

私がいた企業を例にとり、成長できない中小企業が抱える問題の一つ「人材」について話していきます。

大企業と比べ社員の能力が低い

私は、大企業から中小企業まで経験してきましたが、大企業と比べると、中小企業の社員は能力が低いです。

どのくらい低いかというと、ほとんどプログラミングの実務経験がない私が、わずか1か月でリードエンジニアの立場になってしまうくらい他の社員のレベルが低かったです。

もちろん、優秀な社員もいます(極僅かですが…)。

しかし、その一部の優秀な社員を除くと、社員の能力の平均値がガクッと下がります。

その中小企業で働くまで気が付きませんでしたが、大企業勤めの方たちは、平均的に能力が高いです。

大企業にいると、それが当たり前なので意外と気が付きません。

反対に、中小企業にいると、周りの社員の能力が低いため、自分が優秀な社員だと勘違いしてしまいます。「井の中の蛙大海を知らず」という諺通りです。

大企業の場合、自分より優秀な社員の割合が高く、調子に乗ることもなく、その優秀な社員から技術や仕事術を盗めるのですが、自分より能力の低い社員ばかりの職場の場合、技能は自らの力で身につけなければなりません。

そして、新卒からこのような中小企業で育った社員は、教育やマネジメントに非常に疎くなる傾向にあります

マネージャーがただ仕事の進捗管理をするだけで、社員の教育や負荷管理については放棄している場合があります。

同僚の能力が低いというだけで、これだけのデメリットが挙げられます。

自分が仕事をできれば問題ないじゃん!と思う方もよく考えた方が良いです。

典型的な無能社員が多い

同僚の能力が低いというだけではなく、典型的な無能社員が多いことも成長できない中小企業の特徴です。

無能社員とは、どんな人材かというと、30代後半でこの道10年以上の方が設計書一つまともに書けず、まともなコーディングをせず(マジックナンバーばかり、仕様通り実装しないなど)、分からないことがあると調べずにすぐに聞いてくる方です。

このような社員と働くと、自分の仕事時間がどんどん奪われていきます

その社員を放置すると酷いプログラムが出来上がり、結果的にリファクタリングしないといけなかったり、放置しないで面倒を見ようとすると、何か問題があって躓くとすぐに聞いてくるため、結局その問題の対処を自分がしないといけません。

今のままでは非常に仕事しづらいと感じ、まずは自分で調べて問題を解決するように言うと、その問題の解決に何日も掛けてしまいます。

若手社員ならば根気よく教えようという気も起こりますが、年配社員だとその気も起こりません。

マネージャーに相談しても、「何とかして稼働率上げて」の一点張り。(その方法を教えてもらいたいものです…)

「何とか稼働率を上げる」ために、その人には簡単なことをしてもらい、その他の作業を私が受け持つことで何とかしました。その社員の稼働率は多少上がったかもしれませんが、私の負荷が爆上がりでした(笑)。

私のいた企業では、無能社員はこの方だけではなく、他にも何名もこんな感じの社員がいました。

私が携わった案件でいうと、案件メンバー5名のうち、3名が無能社員だったため、実務のほとんどを私とプロジェクトリーダーで処理することになり、私とリーダーだけに高負荷が掛かる羽目になりました。

意識が低く、やる気もない社員の教育方法があれば、教えてもらいたいものです…(ハーバード大学系の本で出してほしい)。

無能を超えたモンスター社員がいる

ここまででも結構悲惨ですが、その無能社員を超えたモンスター社員がいます。

無能社員で挙げた特徴を持ち、且つ人の言うことを聞かず、コミュニケーション能力に難がある人です。

この社員の一番の問題点は、自分が悪いとは一切思っていないことです。

そのため、人からの忠告に耳を傾けず、人のせいにばかりし、自分の悪いところを直しません。

あまりにも酷いため、毎週マネージャー陣からの個人教育が行われているくらいです。(まったく効果がないですが)

こういう社員は、周りのモチベーションを下げるため最悪です。

無能社員でも手を焼いているのに、モンスター社員までいたら利益が出ないのも納得ですね。

精神病を患った社員の割合が大きい

中小企業で社員数が少ない割に、精神病を患っている社員が多いです。

精神病を患った原因は分かりませんが、私の考えでは、原因は高負荷と不安にあるのではないかと思います。

今までに話した通り、無能社員が多いため、真面目で能力のある社員が無能社員の分も働かないといけません

それによって、無能社員の分の負荷が他社員に掛かります。

元々ストレス耐性の低い社員は、この負荷に耐えられないのではないかと思います。

また、このような無能社員が多い中小企業で働くことに不安を覚え、それがさらにストレスを加速していることが考えられます。

特に将来の夢や目的がない社員は、この負荷や不安の状態に疑問を持ち、悩んだ結果、精神を患ってしまうのではないでしょうか。

ここで例に挙げている中小企業は、不景気になった途端に潰れることも考えられます。

自分の力で自分の人生を切り開いていける人、安定した環境でないと力を発揮できない人は、中小企業を選ぶべきではないでしょう。

若手社員が少ない

このような企業は、魅力の少ない企業が多いです。

そのため、まだまだ人生の選択肢が多い若手社員がどんどん辞めてしまいます

残っている社員は、能力が低いために他社に移れない人、マネージャーまで昇格した人や創設時のメンバーくらいになってしまいます。

それ以外の能力の高い社員、若い社員は、このような企業に残る理由がないのです。

また、無能社員ばかり残るようになると、どんどん魅力のない企業になっていきます。

無能社員が増えれば増えるほど、他社員の負荷が高くなり、段々と働きづらい職場になってしまいます

中小企業の怖いところは、この人材の負の連鎖から抜け出せないことです。

新しく人を入れても、この負の連鎖のせいで長続きしません。

企業がこの連鎖を脱するには、利益を度外視して魅力的な会社にする努力が必要ではないかと感じています。

人材募集を掛けても応募がない

今は、大企業ですら人材難の時代です。

そんな時代に特徴のない中小企業に来る人は、能力が引くく、他の魅力的な企業に入社できない人(要するに売れ残り)が流れ着く場所になっています。

中小企業は、その中でも育てれば成長しそうな人を探し出す必要があります。

しかし、ここまでに優秀な社員を獲得できていない企業ならば、ダイヤの原石を探し出す目利きの人事がいるわけでもなく、結局能力の低い人を雇い、負の連鎖を繰り返すだけになります。

ただ、ダイヤの原石探しも楽ではありません。

私の企業で先日雇用した人が二人いました。

一人が40代後半の男性で、今までにC言語での開発経験が豊富にある方で、もう一人が40歳の女性で、10数年前に3年ほどSEの経験があるが、それから主婦だったため、長年のブランクがある方です。

経歴だけを見ると、前者の男性が良い人材に見えますが、実際に高いパフォーマンスを発揮してくれているのは、後者の女性の方でした。

前者の男性は、この記事で述べたモンスター社員の一人です。

恐ろしいほど理解力がなく、C言語での経験が豊富なはずなのに、とんでもないコーディングをしたり、基本的なことを知らなかったりして、まったく役に立っていないです。

反対に期待されていなかったであろう後者の女性は、意外にも頭が切れ、仕事のブランクがあるにも関わらず、短期間で案件の仕様を理解し、案件に貢献してくれていました。

このように、一見優秀そうな方が無能だったり、期待されていなかった方がパフォーマンスを発揮していることを考えると、人材の目利きはとても難しいと感じています。

その中でも良い人材を探さないといけないところが、中小企業の苦しいところでしょう。

中小企業は避けるべき

ここまでに話した通り、私たち労働者からすると、このような企業で働くことは避けたほうが良いと強く感じます。

何か特別な目的がない限りは、大企業やホワイト企業を目指した方が良いです。

「自分は優秀でないから、中小企業でしか働けない」と考えている方は、中小企業で経験を積み、大企業への転職を目指す方法がお勧めです。

私自身、このルートを辿って大企業に入ることができました。

このような中小企業で経験を積む場合は、ストレスを軽減する方法や、心を強くする方法を学び、精神病にならないように気を付けましょう。

一度心を壊すと、回復までに長い年月が必要になります。

体調に気を付け、あなたのベストな道を歩んでください。