【フィリピン駐在生活】マカティの治安は悪くない、たが安全でもない話

【フィリピン駐在生活】マカティの治安は悪くない、たが安全でもない話

2019年4月からフィリピンのマカティにある支社に駐在してプログラマをやっているヤスです。

フィリピンに来てから1ヶ月以上が経ちました。初めの1ヶ月は、フィリピンでの生活に慣れるために苦労しましたが、今は慣れてきたのか、あまり気疲れしなくなりました。

フィリピンでの生活ですが、私が住んでいるマカティは、フィリピンにおけるビジネスの中心地で、多くの外資系企業がここマカティに支社を置いています。そして、マカティは、フィリピンの中でも特に安全な都市として知られています。

外資系企業がフィリピンでビジネスをやろうと考えた際の最大の懸念事項は、治安が悪いということです。そこが気掛かりでフィリピンへの進出を諦める企業もあるそうです。そこで、現在のフィリピンの大統領・ドゥテルテさんが外資系企業の誘致を進めるために、マカティの治安を徹底的に良くしてきました。そのため、マカティは特別に安全な都市となっています。

私もマカティに住んでいて、国が特別に安全に配慮していることを実感しています。どのお店にも拳銃を携えたセキュリティが配備されていますし、浮浪者を見かけることもありません。

しかし、安全に配慮していると言っても、やはりここはフィリピン。マカティでも危険はあります。

私が実際に体験したマカティでの犯罪や、フィリピンに長年住んでいる日本人やフィリピン人から聞いた危険から、マカティの治安について話したいと思います。

リトル東京でリュックを開けられた話

マカティには、リトル東京と呼ばれる日本食料理屋が乱立する地区があります。このリトル東京の近くを歩いている時に、背負っていたリュックをこっそり開けられたことがありました。それも昼間にです。

それは、フィリピンに滞在して3日目のことでした。その日はフィリピンの祝日で仕事がお休みで、日本人の同僚がマカティを案内してくれていました。リトル東京の付近にある「てっぺん」と呼ばれる日本の食品を扱うお店で買い物をし、その後、リトル東京を歩いてました。

ほとんど人通りのない道を同僚と話しながら歩いていると、不自然にリュックが揺れることに気が付き、すぐに後ろを振り向くと、日傘を差した数人の男女がおり、その中の一人が手をリュックに向けて真っ直ぐに伸ばし、ボディオイルを塗っていました。初めは、その男の手がリュックにぶつかっただけだと思い、また前を向いて歩き出すと、またリュックが不自然に揺れました。これは何かおかしいと感じ、後ろの男を睨み付けた後にリュックを前に持ち替え、リュックを確認したところ、さっきまで閉まっていたジッパーが半分開いていました。おそらく、その男がスリで、リュックから財布を盗もうとしていたのでしょう。すぐに気が付いたため、何も盗まれなかったのですが、気が付くのが遅れていたら、全財産が入った財布が盗まれていたでしょう。

後で聞いた話だと、リトル東京の辺りは、日本人目当てのスリが度々現われるようです。フィリピンでは、日本人はお金持ちのお人好しとして知られているようで、スリの格好の餌食のようです。

また、私も悪いところがあり、「てっぺん」で買い物をした後、もらったお釣りを店の外で財布にしまいました。おそらく、そのスリ集団にそれを見られたのだと思います。基本的に、お金を出すときは、お店やモールの中などの比較的安全な場所で行うようにすべきでした。

その後、ネットで同様の事態がないか調べたところ、実際にスリにあった人の体験談が下記のサイトで見られました。日傘を差していることから、私が遭遇したスリと同様の手口のようです。

http://news.livedoor.com/article/detail/16239445/

このように、安全だと言われるマカティでも、日本に比べれば軽犯罪が多いです。日本にいるときと同じ気分でいると、犯罪の被害者になってしまいます。

ジプニーは安いが危険

フィリピンには、1回10ペソ程度で乗れるジプニーと呼ばれる乗り物があります。VANのような車の後部を改造し、15人程度の乗客を乗せられるように改造されている車です。

下記がジプニーの車内の様子です。(この時はフィリピン人の友人が一緒だったため、携帯を車内で取り出して撮影していました。)

動画を観ると分かりますが、かなり狭い車内に乗客がぎゅうぎゅうに詰められています。

動画のジプニーは、「モールオブアジア」と呼ばれるフィリピンで一番大きいショッピングモールから出発するジプニーだったため、観光客や裕福な層のフィリピン人が多かったと思います。

普段のジプニーは、通勤に使われることがほとんどで、遠方からの労働者が乗っていることが多いです。遠方からの労働者は、基本的に低賃金で働いており、それほど裕福でないです。そのような人達が寿司詰め状態になっているため、隙があればポケットやバッグからスマホや財布を盗まれる危険があります。

また、寿司詰め状態でなくても、車の走行中は逃げ場のない空間のため、前述した日傘を差したスリ集団のように、集団で盗みを行われると、防ぐ術がありません。

私がフィリピンで通っている英会話学校のフィリピン人の先生は、過去にジプニーでスマホを盗まれそうになった経験があるそうです。

それは、先生が学生時代にジプニーに乗って通学中の時、そこまで混んでいないジプニーの車内で明らかに怪しい集団(互いにアイコンタクトをしていたらしい)に取り囲まれ、奥に座っていた男が混んでいないにも関わらず、先生が座っていた方に強引に詰めてきて、それに気を取られている間に反対に座っていた男が先生のポケットに手を入れてきて、ポケットのスマホを盗もうとしたようです。先生は、それに気が付き、ジプニーが止まった隙に逃げ出したため、盗まれずに済んだようです。

現地のフィリピン人ですら犯罪に合うのがフィリピンです。ジプニーを利用する際は、細心の注意を払い、自己責任で乗りましょう。

適切な防犯対策

夜は出歩かない

基本的に夜は出歩かない方が良いです。犯罪の多くが夜に発生します。

Twitterで名が知れているマナブさんと言う方も、観光地で有名なセブ島でホールドアップ(拳銃を持った強盗に襲われること)にあったようです。

この方もホールドアップにあった原因は、深夜に出歩いていたからです。(昼間でもホールドアップは起きることがありますが…)

なるべく昼間に外出すること、夜に外出する際は、Grabを利用することを推奨します。(タクシーも信用できません…)

リュックは前掛けにする

初めに話した私の体験談のように、リュックを後掛けにしていると、気が付かない間に後からリュックを開けられて、中身を盗まれる危険があります。また、防犯に特化したリュックだとしても、ナイフでリュックを切られて盗まれることもあります。基本的に大事な物は、前掛けにして目の届く位置に置くようにしましょう。

私の普段のスタイルは、リュックには折りたたみ傘やティッシュなどの盗まれても困らない物を入れ、ショルダーバッグに財布などの大事な物を入れるようにしています。現地のフィリピン人でも同様のスタイルを見掛けます。

日本だと思わないこと

フィリピンを含め、日本以外の国では、日本とは比べものにならない程、犯罪が多いです。

一番の防犯は、日本とは違うということをはっきりと自覚することです。そして、自覚した上で油断せずに常に注意を払っておくことです。

犯罪にさえ気をつければ、フィリピンは楽しい国です。フィリピンを楽しむためにも、防犯対策を怠らないでください。