Mr.上がり症ことヤスです。
私はいつもプレゼンやスピーチをする場では、緊張で頭が真っ白になり、伝えたかったことが伝えられなかったり、声が上擦って明らかに緊張しているのがバレバレだったりして、良い思いをしたことがありません。
就職面接でも、何度も面接を経験しているにも関わらず、毎度のように緊張しています。
そんな上がり症の私が緊張を緩和するために実践していることをシェアしたいと思います。
緊張のドキドキをワクワクに変える
緊張するということは、本来悪いことではありません。
緊張は、「チャレンジ反応」の一つです。
チャレンジ反応とは、これから起きることを達成するためのエネルギーを溜めている状態を誘起する生物学的反応です。
このチャレンジ反応の一つである緊張が起きると、アドレナリンが放出され、体の機能を高めます。
この時に心臓の鼓動が早くなり、ドキドキを感じます。
チャレンジ反応からも分かるとおり、緊張は悪いことではありません。
悪いことは、不安に思う気持ちです。
では、何故緊張することで不安な気持ちになるのでしょうか?
実は、緊張で不安を感じるかどうかは、全て自分の捉え方次第なのです。
ある心理学の実験で、被験者にアドレナリンを誘起させる薬を投与し、アドレナリンを放出させた状態で被験者に怒っている人の写真と楽しんでいる人の写真を見せます。
怒っている人の写真を見せた時の被験者は、自分の心臓の鼓動の高鳴りは、「怒り」によるものだと認識し、怒りを示します。
一方、楽しんでいる写真を見せた時は、被験者は自分の状態を「楽しい」状態だと認識します。
このことから、心臓の鼓動の高鳴りは、自分の認識次第で怒りにも不安にも楽しんでいる状態にも感じるということです。
そのため、プレゼンなどで緊張を感じたときは、今の自分の状態をこれから起きることに対応するための準備をしていると捉えましょう。
そして、緊張のドキドキをこれから起きる事にワクワクしているんだと自分に言い聞かせて、これから起きることを楽しめるように考えを良い方向に持って行きましょう。
観客は自分の味方だと思う
プレゼンやスピーチで緊張する理由の一つに、自分が観客に評価されると思うことが挙げられます。
自分のプレゼンを観客はどう思うだろうか、不快に思わないだろうか、と思うことが不安を引き起こします。
この不安をなくすには、観客は自分を好意的に見てくれると認識することです。
観客が自分の敵だと認識してしまうと、観客に対して身構えてしまい、さらに不安を感じるだけです。
観客を自分の味方だと思うために重要なことは、普段から自分が相手を好意的に見ることです。
自分が観客の時に発表者に対して非好意的に見ていると、自分が発表者の時に、観客は自分と同じで発表者を非好意的に見ているに違いないと考えてしまいます。
これを避けるために普段から相手を好意的に見るようにしましょう。
無理矢理にでも笑顔でいる
体と心はリンクしているということを聞いたことがないでしょうか?
脳は、特定の行動をしたときの感情を覚えており、特に感情がない状態でも特定の行動を取ると、その時の感情が呼び起こされます。
自分が緊張していない時の行動は何でしょうか?
人により様々ですが、共通していることは笑顔の時です。
笑顔の時は、気持ちが楽になっており、何かを楽しんでいる状態です。
そのため、緊張しているときは、無理矢理にでも笑顔でいれば、笑顔でいた時の感情が誘起され、気持ちが楽になります。
緊張しているときはもちろん、悲しい気持ちの時でも、笑顔がとても効果的です。
いつも笑顔でいることを心掛けましょう。
最も効果的なのは?
ここまで緊張を緩和する3つの方法を挙げましたが、私が考える最も効果的な方法は、成功経験を積むことです。
プレゼンが不得意だったとしても、何度も挑戦する中で上手くプレゼンができるときもあります。
その経験を積み重ねることで自信が生まれ、それが緊張を緩和してるでしょう。
やはり、経験に勝るものはないです。
この記事で挙げた方法を試しながら、上手くいくまで何度も挑戦して下さい。
いずれ不安に思わずにプレゼン、スピーチが出来るはずです。