なかなか婚活が上手くいかないヤスです。
なんだか今の婚活の仕方に疑問を持ち始めていて、別の方法を模索するべきか悩んでいます。
女性や婚活について勉強するために、恋愛心理学の本を一冊買って読んでみましたが、これが中々良かったので皆さんとシェアしたいです。
この本は、恋愛に焦点を当て、心理学的に恋愛を分析した本です。
他の恋愛系の本でよくある「〇〇でモテる!」と言ったことはあまり書いてありません。
書いてあることの全ては、実験データから統計を出し、巷で騒がれている様々な現象に有意差があるかを確認した結果です。
そのため、恋愛のHowTo本ではないですが、統計的に有意差が見られる現象については、実際に恋愛に利用出来ることも書いてあります。
その中で、非モテ男子に役立ちそうなことをピックアップして紹介したいと思います。
愛情、友情、尊敬と交際満足度の関係
男女の友情は成立する?
よく話題に挙がることが、男女の間で友情は成立するのかという話です。
よく聞く意見だと、男性は成立しない、女性は成立すると言います。
果たしてどちらでしょうか?
男女の友情は成立するかどうかは状況次第と言えますが、心理学の検証では、愛情と友情には強い相関関係があるという結果が出ています。
やはり、一緒に居て楽しい、もっと一緒に遊びたいという気持ちが徐々に愛情に転換されていくことになります。
そのため、男女の友情は成立しにくいと言えるでしょう。
また、愛情と尊敬にも相関関係が見られたことから、憧れの先輩や仕事の同僚と恋愛に発展することも多いと言えるでしょう。
どんなカップルが交際満足度が高いのか?
愛情と友情には強い相関関係があると述べましたが、これは恋愛に発展する前だけではなく、恋愛に発展してからも重要な要素になります。
カップルの交際満足度と愛情、友情、尊敬の相関関係を調べたところ、交際満足度と最も相関があったのは友情だということが分かりました。
愛情が最も関係ありそうではありますが、実際は、愛情が友情を促進し、友情が高まることで交際満足度が上がるという関係性でした。
また、交際進展度も友情と相関があり、交際期間との相関は見られないということでした。
つまり、交際期間が長かろうと、友情が育まれなければ、交際は進展していかないということです。
女性の方が遊び人?
世間のイメージでは、男性が女遊びをし、女性がそれに泣かされるという認識です。
しかし、実際は、女性の方が恋愛で遊ぶことが多いのです。
恋愛には、6つのスタイルがあると提唱されています。
その6つのスタイルが、エロス、ルダス、ストルゲ、マニア、アガペ、プラグマです。
ここで注目してもらいたいスタイルが、ルダスとアガペです。
ルダスは、恋愛は楽しみにするためのもので、恋愛をゲームのように捉え、次々と相手を取り替える人を指します。
一方、アガペは、相手のために尽くす愛で、相手のためなら何でも出来るという献身的な人を指します。
この恋愛スタイルを性別で統計を取ると、男性にアガペが多く、女性にルダスが多いのです。
このことから、世間のイメージと異なり、女性が男性を弄び、男性がそれに泣くとことになるのではないでしょうか。
恋愛の進展度を表す「SVR理論」
SVR理論とは?
SVR理論とは、恋愛の進展度を3つのフェーズで表した指標で、恋愛初期をS(Stimulus:刺激)、恋愛中期をV(Value:価値感)、恋愛後期をR(Role:役割)と定義しています。
Sフェイズ
外見や声などの表面的な情報により刺激を受ける段階。
Vフェイズ
趣味、嗜好、性格、価値感が一致しているか等を確認し、恋愛に発展していく段階。
Rフェイズ
お互いの役割を理解し、共同生活が可能かどうかを見極める段階。
やっぱりブサメンは不利
SVR理論から分かる通り、恋愛の初期段階で重要になるのが外見です。
見た目が悪い人は、恋愛の初期段階で弾かれる可能性があります。
しかし、これは婚活や出会い系のように、短時間で相手を判断しないといけない状況で大きく作用される要素であり、会社やサークルなどのように相手と長く接する時間が取れる場合は、単純にこの段階だけで相手にされないということにはなりません。
ブサメンはVフェイズでアピール!
SVR理論で最も重要な段階がVフェイズです。
Vフェイズでの在り方が恋愛に発展していくかどうかの鍵になります。
いくら見た目が良くても、性格が全く合わないとなれば、恋愛に発展しにくいでしょう。
ブサメンでも彼女がいる人達の多くが、このVフェイズで恋愛に発展するチャンスを掴めたのではないでしょうか。
「愛の吊り橋効果」の嘘と真
「愛の吊り橋効果」は何故起きる?
「愛の吊り橋効果」が発生する原因は、高く不安定な吊り橋を渡ることで恐怖によりアドレナリンが放出され、心臓の鼓動が高鳴ることに起因します。
この心臓の高鳴り=ドキドキを異性に対してドキドキしていると勘違いすることにより、「愛の吊り橋効果」が発生します。
一般的に、素敵な相手がいるからドキドキするのではなく、ドキドキするから相手が素敵な人だと認識します。
これが、「愛の吊り橋効果」の実際です。
ブサメンには逆効果!?
理論はどうであれ、この効果は利用出来ると思われます。
しかし、この効果は、ブサメンには逆効果に働く可能性があります。
「愛の吊り橋効果」の検証を美人と可愛くない人でそれぞれ行った倍、美人の場合は効果が発揮されたが、可愛くない人の場合、逆に好意が減少したという結果が出ています。
吊り橋効果でのドキドキが可愛くない相手へのイライラに変わってしまったことが原因と考えられています。
そのため、ブサメンは、恋人関係にない相手に対してこの効果を使用すると、逆に好意が減少してしまうので注意が必要です。
ブサメンはサスペンス映画で攻めろ!
「愛の吊り橋効果」は、ブサメンには逆効果だと述べました。
しかし、この効果をサスペンス映画で試したところ、サスペンス映画を見せた友人カップルは、次第にイチャイチャし始めたという結果が出たのです。
サスペンス映画を見ると、ハラハラや不安を感じ、その感情が親和性を増進させることにより、触れ合いが増えたとされています。
注目すべきは、親和性の増進は、相手の魅力に関係なく発生することです。
この効果ならば、ブサメンでも使えます。
お酒の力「ビアゴーグル効果」
お酒には、ビアゴーグル効果という現象があります。
お酒を飲むと、相手が魅力的に見えるという効果です。
この効果は、同性でも効力を発揮し、また男性が女性を評価する場合は、翌日まで効力があるそうです。
何故お酒を飲むと相手が魅力的になるかといことですが、これには幾つか仮説があるそうです。
1つは、お酒を飲むとドーパミン報酬系という神経回路が刺激され、この神経回路が刺激されるとポジティブな考え方になり、それにより相手をポジティブに評価する(=魅力的に見える)ことがあります。
2つ目は、「愛の吊り橋効果」でも話したドキドキの解釈によるものという考え方があります。
お酒を飲むことで心拍数が上がり、それを相手の魅力でドキドキしていると勘違いすることです。
3つ目は、お酒を飲むことで相手の顔が対称的に見えることで魅力が増加することです。
人間は、顔が左右対称な人ほど魅力的だと感じるそうで、お酒を飲むことで対称性の検出が薄れ、相手の顔が対照的に見えることにより、魅力を感じている可能性があるとのことです。
諸説ありますが、このビアゴーグル効果は、女性を口説く際に役に立ちそうです。
愛の告白はシンプルに
愛の告白の仕方にも色々ありますが、最も効果がある告白は、シンプルに「好きだ」ということだそうです。
しかし、好意を伝えるだけでは不十分で、好きだからどうしたいのかということを明確にする必要があります。
そのため、「好きです、付き合ってください」という言葉がシンプルで最上だそうです。
勝負は出会って3ヶ月以内!
現在の関係が恋愛に発展するかどうかは、出会ってから3か月以内に告白するかどうかが重要になるそうです。
統計を取ると、3ヶ月以上になると友達としか見れなくなることが多くなるという結果が現れたそうです。
そのため、出会ってから3ヶ月以内にどこまで仲を深められるかが勝負となるでしょう。
心理学を上手に利用しよう
ここまでに紹介した項目は、本の中で男に関係しそうな所をピックアップしただけです。
他にも女性のためになるトピックもあり、とても勉強になる本でした。
興味がある方は、ぜひ手に取ってみてください。